渋谷の息抜き
道玄坂地蔵を中心に いまも下町情緒を 残すエリア、円山町
ほんの三十年ほど前までは、
円山町には、30軒余の粋な料亭があり、
80人もの芸妓さんがいました。
打ち水された通りを歩けば、
どこからか三味線がきこえる。
そんな大人の色香が漂う花街でした。
ほんの三十年ほど前までは、
円山町には、30軒余の粋な料亭があり、
80人もの芸妓さんがいました。
打ち水された通りを歩けば、
どこからか三味線がきこえる。
そんな大人の色香が漂う花街でした。

円山町は大正2年(1913)には、 芸妓置屋24戸、芸妓60名、待合茶屋13戸をもった1万5千坪が三業地(料理屋、待合、芸妓屋の許可地)として指定されました。
大正10年には、さらに芸妓置屋137戸、芸妓402人、待合96軒、大震災直前には芸妓420名を数えるほどになります。
往時は黒塀と見越しの松、塀の内側には柿の実が生り、三味線の音がどこかから聞こえ、正月には新年の挨拶に回る芸者衆をみることができる、なにかしっとりと落ち着いた雰囲気の街でした。
円山町はこんな町
道玄坂を上がり、円山町に入ってみてください。
渋谷の喧噪が嘘のように静まりかえっています。
路地には、打ち水をする人や、
昼寝をする猫を見つけられます。
気さくで人情味にあふれていながら、
ベタベタとはしない。
どこか滝田ゆうの
「寺島町奇譚」を想わせる町です。

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⑨ 神泉駅へ続く細い裏道にも、おいしいお酒が飲めるお店が並んでいます。
⑤ 芸者さんの着物でも歩きやすいようにと段差が小さく作られた、おんな坂(階段)スナック「藤むら」へはこの階段を上がります。
⑥ ここに花街としての中心、渋谷見番がありました(ファミリーマート隣)
⑦ 円山町界隈が花街として賑わったのはこの弘法湯から。
④ 渋谷マークシティ下まで地下へ潜る京王・井の頭線トンネル。
■ 地蔵尊通り(レッド)は、円山町区域のほぼ中央に位置しています。趣ある割烹・料亭があります。(約120m)
■ 円山町のメインストリート(オレンジ)には、奈る実(ふぐ)、ひで(おでん)などや、ウラッチェ!(ピザ)、あじくら(ホルモン)などがあり、落ちつけるカフェやレストランなどもあります。(約256m)
■ クラブや映画館など賑わうランブリング通り(ブルー)。
北方面:東急本店へ。南方面:マークシティへ。(約290m)